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協働ロボットってなんだ? ISOが定める定義と特徴をわかりやすく解説!

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DOBOT

協働ロボットってなんだ? ISOが定める定義と特徴をわかりやすく解説!

製造現場の自動化・効率化が加速する中、人とロボットが共に働く未来を実現する「協働ロボット」への注目が高まっています。

しかし、「協働ロボットって実際どんなロボット?」「従来の産業用ロボットとは何が違うの?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、国際標準化機構(ISO)が定める協働ロボットの定義を軸に、その特徴やメリット、活用事例などをわかりやすく解説していきます。

ISOが定める協働ロボットの定義とは?

協働ロボット(Collaborative Robot)とは、ISO 10218-1で**「協働作業空間内で人間と直接協働して作業することが可能なロボット」**と定義されています。

従来の産業用ロボットは、安全柵で囲い、人から隔離された場所で作業を行う必要がありました。

一方、協働ロボットは高度なセンサーや安全機能を搭載することで、人とロボットが同じ空間で安全に作業することを可能にしました。

協働ロボット DOBOT



 

協働ロボットの特徴

協働ロボットには、以下のような特徴があります。

  • 安全性の確保: 衝突検知機能や力制御機能など、安全機能が充実しており、人とロボットが安全に協働できます。
  • 柔軟性: 軽量・コンパクトで、設置場所の変更や作業内容の変更にも柔軟に対応できます。
  • 使いやすさ: プログラミングが容易で、専門知識がなくても操作・ティーチングできます。
  • 導入コストの低減: 従来の産業用ロボットに比べて、導入コストや設置スペースを抑えることができます。

ISO/TS 15066で定められた協働ロボットの4つの動作モード

協働ロボットの安全要件に特化した技術仕様書であるISO/TS 15066では、協働ロボットの動作モードとして以下の4つを定義しています。

  1. 安全停止監視: 人が協働作業空間に入るとロボットは停止し、人が作業空間から出るとロボットは動作を再開します。
  2. ハンドガイディング: 人がロボットを直接操作して、動作を教示したり、作業を補助したりします。
  3. 速度と距離の監視: 人とロボットの距離を監視し、人が近づくとロボットの速度を遅くしたり、停止したりします。
  4. 力の制限: ロボットが人に接触した場合でも、衝撃力を制限することで怪我を防ぎます。

これらの動作モードを適切に組み合わせることで、人とロボットは安全に協働作業を行うことができます。




協働ロボットのメリット

協働ロボットを導入することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 人手不足の解消: 単純作業や危険な作業を協働ロボットに任せることで、人はより高度な作業に集中できます。
  • 生産性向上: ロボットの正確性とスピード、そして人の判断力や柔軟性を組み合わせることで、生産性を向上させることができます。
  • 品質向上: ロボットによる作業の標準化により、品質の安定化に繋がります。
  • 労働環境改善: 危険な作業や重労働をロボットに任せることで、作業者の負担を軽減し、労働環境を改善することができます。

協働ロボットの活用事例

協働ロボットは、製造業、物流、医療、サービス業など、様々な分野で活用されています。

  • 製造業: 組立、搬送、検査、溶接、塗装など
  • 物流: ピッキング、梱包、仕分けなど
  • 医療: 手術の補助、リハビリテーション支援など
  • サービス業: 接客、配膳、清掃など

協働ロボット導入を検討されている方へ

協働ロボットは、様々な課題を解決し、生産性向上に貢献する可能性を秘めています。導入を検討する際は、以下のポイントを参考にしましょう。

  • 作業内容の分析: どのような作業を自動化したいのか、現状の課題を明確化しましょう。
  • 導入目的の明確化: 協働ロボット導入によって、何を実現したいのか明確にしましょう。
  • メーカーや機種の選定: 作業内容や導入目的に合わせて、最適なメーカーや機種を選びましょう。
  • 安全性確保: ISO 10218-1およびISO/TS 15066に準拠した協働ロボットを選び、リスクアセスメントを実施しましょう。

協働ロボットは、人とロボットが共に働く未来を実現する、革新的な技術です。ぜひ、今回の記事を参考に、あなたのビジネスにも協働ロボットを導入してみてはいかがでしょうか?


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