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協働ロボットで行うパレタイジングのメリット:中小企業が生産性を高めるための新たな選択肢

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協働ロボットで行うパレタイジングのメリット:中小企業が生産性を高めるための新たな選択肢



近年、人手不足や生産性の向上が大きな課題となっている中小企業において、「協働ロボット(コボット)」を活用した自動化が注目を集めています。特に、段ボール箱や製品をまとめてパレットに積み上げる「パレタイジング(Palletizing)」の工程は、繰り返し作業が多く人員への負担が大きいことから、自動化・省力化が進めやすい分野とされています。
今回は、協働ロボットによるパレタイジングがどのようなメリットをもたらすのか、中小企業の視点からわかりやすくご紹介します。


1. パレタイジングとは?

「パレタイジング」とは、製品や荷物をパレットに整然と積み上げる作業のことを指します。段ボール箱や袋詰めの商品などを規定の配置で並べ、倉庫や運搬の効率を高めるためには欠かせない工程です。
一見単純作業に見えるパレタイジングですが、重量物を扱う場合や一日中繰り返す場合には作業者の負担が非常に大きくなります。また、積み方を間違えると荷崩れを起こしてしまうリスクもあり、正確性が求められます。


2. 協働ロボット(コボット)とは?

協働ロボットは、人と同じ作業空間で、安全柵なしに作業することを想定して設計された産業用ロボットです。一般的な「産業用ロボット」は高い速度と力で動作するため、安全柵や囲いが必要となるケースが多いのに対し、協働ロボットはセンサー技術や力覚検知機能などにより、衝突の危険性を低減し、人間と同じスペースで作業がしやすいよう設計されています。

中小企業にとっての魅力は、比較的導入が容易かつ省スペースである点。大きな工場レイアウトの変更や高額な設備投資をしなくても、段階的に自動化を進めやすいのが特徴です。


3. 中小企業が直面するパレタイジングの課題

  1. 労働力不足
    若年層の減少や高齢化に伴い、工場や倉庫で働く人材の確保が困難になっています。特にパレタイジングのような重量物や繰り返し作業には、長期的に担当できる人員が不足しがちです。

  2. 作業員の負担増大
    毎日何百箱もの段ボールを積み上げる作業は、腰痛など身体的負担が大きく、安全管理上のリスクも伴います。また、熟練の担当者が退職や異動になった場合、作業の属人化も問題になります。

  3. 品質・効率の確保
    手作業でのパレタイジングは、どうしても作業者のスキルや体調によって品質が左右されがちです。積み方のズレが発生すると、輸送中の荷崩れや破損リスクが高まります。


4. 協働ロボットによるパレタイジングのメリット

(1) 作業者の負担軽減

協働ロボットを導入すれば、重量物の積み上げ作業をロボットが担当するため、作業者の腰や肩への負担が大幅に軽減されます。働きやすい職場環境を整えることで、従業員のモチベーション向上や離職率の低減にもつながります。

(2) スペースを抑えた導入が可能

従来型の産業用ロボットは安全柵や大きな作業スペースが必要になることが多いですが、協働ロボットは人との接触を想定して作られているため、限られたスペースでも設置しやすいという利点があります。中小企業の工場や倉庫でも、レイアウトを大幅に変更せずに導入することが可能です。

(3) 簡易なプログラミングで柔軟に対応

最近の協働ロボットは、ティーチングペンダントや直感的なソフトウェアによって初心者でも比較的簡単にプログラムを組むことができます。

  • ティーチング機能でロボットのアームを手で動かして、積む場所やルートを覚えさせる
  • タブレット操作により直感的なインターフェースで条件を設定する

こうした機能を活用すれば、製品サイズや積み上げパターンが変わってもすぐに再設定できるため、多品種少量生産が増えている中小企業にも適しています。

(4) 作業精度と品質の向上

ロボットはあらかじめ設定した動作を正確に繰り返すため、積みズレや荷崩れなどのリスクが軽減されます。作業精度が向上することで、倉庫管理や輸送の効率も上がり、生産性全体を底上げする効果が期待できます。

(5) 段階的な自動化が可能

協働ロボットは比較的小型・軽量な機種も多く、導入コストが産業用ロボットに比べて低めという特徴があります。まずはパレタイジングの一部工程をロボット化し、効果が実感できたら別工程へ拡大していく、という段階的な自動化ができる点も中小企業にとって魅力的です。


5. 協働ロボット導入のポイント

  1. 作業工程の可視化と選定
    パレタイジング以外でも繰り返し作業が多い工程があれば、まとめて検討すると導入効果が高まります。

  2. ロボット本体の可動範囲・可搬重量の確認
    取り扱う段ボールや製品の重量・サイズに合わせてロボットのスペックを選定しましょう。

  3. セーフティ対策と教育
    協働ロボットとはいえ、人が近くで作業するケースもあります。ロボットの動作域や安全に関するガイドラインを遵守し、作業者への教育も重要です。

  4. 導入サポートとアフターサービス
    ロボットメーカーや販売代理店による設置支援・保守サービスが充実しているかも大きなポイント。中小企業ではロボット導入の専門知識が不足しがちなため、サポート体制のあるパートナー選びが欠かせません。


6. アスカ株式会社での協働ロボット活用支援

アスカ株式会社では、「DOBOT」などの使いやすい協働ロボットを取り扱い、中小企業向けの自動化支援を行っています。パレタイジングだけでなく、ピッキングやアセンブリなど幅広い作業への導入が可能です。

  • 現場に合わせたシステム提案
    作業環境や課題をヒアリングし、適切なロボット機種や設計をトータルでご提案します。
  • 導入サポート・アフターフォロー
    設置からティーチング、メンテナンスまで丁寧にサポートし、スムーズな自動化を実現します。

協働ロボットを活用して、生産性向上と作業者負担の軽減を同時に実現しませんか?まずは小さな工程から自動化を進めることで、中小企業の現場にも気軽に導入いただけるはずです。詳しくはぜひ、当社までお問い合わせください。


まとめ

  • パレタイジングは重量物の積み上げ作業が中心で、人手不足や作業者の負担が大きい工程
  • 協働ロボットによるパレタイジング導入で、作業者負担軽減・省スペース・柔軟性・品質向上など多くのメリットを得られる
  • 段階的な自動化が可能なので、中小企業でも導入しやすい
  • 導入時のポイントとしては、作業工程の可視化、ロボットのスペック確認、安全教育、導入サポート体制の検討が重要

中小企業にとっての協働ロボット活用は、人材不足やコスト削減といった課題を解決し、生産性を高める有効な手段です。パレタイジングのように単調で体力を要する作業から自動化を検討することで、より早く効果を実感できるでしょう。アスカ株式会社では、最適なロボット導入プランをご提案いたしますので、興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

 


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